カーニバルと四旬節
carnibal
謝肉祭カーニバル


キリストがエルサレムに入城してから、十字架にかけられ復活するまでの1週間受難週を含む40日は受難節(四旬節)と呼ばれています。
昔は受難節の間は肉を食べなかったので、肉食が許されるその直前の3日間(4日間)を謝肉祭カーニバル)としました。

受難節
の断食の前に食いだめ、遊びだめ的に乱痴気騒ぎをするという趣旨の西方キリスト教の祭りです。
有名なリオのカーニバル/2011年は3月5日〜8日です。

復活祭
イースター)とはクリスマスと並んでキリスト教での最古の、最大の祝日です。
復活日は イエス・キリストが十字架につけられて、死んで墓に葬られて三日の後、復活したことを祝う日で、この復活という奇跡から教会、聖書(新約聖書)が生まれました。これが福音(喜ばしい知らせ)といわれる由縁とのことです。

復活日春分(2011年は3月21日の次の満月
4月○18次の日曜日とされているため毎年日が変わり、2011年のイースター(復活日)は4月24日です。
中世ヨーロッパのカーニバルの様子

1559 「謝肉祭と四旬節の喧嘩」 ウィーン 美術史博物館
ピーテル・ブリューゲル

 
上図部分

 


上図部分
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4/17 棕櫚の主日

ヤン・ファン・スコレル 「キリストのエルサレム入城」 1526-27 Centraal Museum,Utrech
キリストはエルサレムに向かう途中弟子たちに不吉な予告をした。
私は都で十字架にかけられ、三日後によみがえるであろう・・・」 
エルサレムでは祖先のエジプト脱出を祝う「
過越しの祭」に来たユダヤ人はキリストの近づくのをみて棕櫚の枝をふって、「主の名によって来たものに祝福あれ」、と叫び歓迎する。受難劇の始まりである。
*
4/17 棕櫚の主日

エルサレム入城(マタイ21:1−9、マルコ11:1−10ほか)
16世紀 ユーゴスラビアのイコン スコペエ考古美術館

「名画に見るキリスト」保育社(昭和44年発行)
4/18 聖月曜日 宮潔めの日
神殿を清める エル・グレコ(1595年頃)
ロンドン ナショナル・ギャラリー


エルサレムに入ってキリストが神殿に行くとそこは両替商人のほか、店でごった返していた。めったにないことだがキリストは激しく怒り、鞭をふるって屋台を叩き壊し、商人に、「ここは祈りの家だ。それをお前達は強盗の巣にしている!

ユダヤの祭司たちはキリストを憎しみの目で見た・・・


4/19 聖火曜日 教えと論争の日

「カエサルのもの」
(マタイ22:15〜22 マルコ12:13〜17 ルカ20:20〜26)
テッツィアーノ 1518年ごろ ドレスデン国立美術館
パリサイ人の偽善に対するイエスのきびしい批判に対して、彼らもし返しを考えていた。そこで彼らは“ローマ帝国に対する税金は、納めるべきものなのか収めなくともよいのか”という問いをしかけてきた。

これはローマに対するユダヤ市民の反感を巧みに利用した設問であった。

だがイエスはパリサイ人たちの底意を見抜いていた。そして彼らの持っていた貨幣の表に刻まれたカイザルの肖像を示して、“
カイザルのものはカイザルに、神のものは神に返しなさい”といって、彼らを黙らせてしまった。



4/21 聖木曜日 洗足木曜日 4/22 聖金曜日 受難日

 「弟子の足を洗う」 ドゥッチォ 1311 
Museo Dell’Opera del Duomo,Siena

最後の晩餐の前、すでに自分の運命を知っていたキリストは、本来召使のする食事の前に主人の足を洗うことをみずからが始めた。ためらうペトロに、「私が貴方を洗わなければ、貴方は私の仲間でないことになる

十字架にかけられるキリスト
レンブラント 1632 Alte Pinakothek, Munchen
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4/22 聖金曜日 受難日

磔刑 グリューネヴァルト(1512−16)  イーゼンハイム三連祭壇画中央部
コルマール ウンターリンデン美術館


4/24 復活祭

キリストの復活 ピエロ・デラ・フランチェスカ(1463年頃) フレスコ
ボルゴ・サン・セポルクロ市立美術館


キリストの昇天 ジオット(1305年頃)フレスコ
パドヴァ スクロヴェニ礼拝堂

ペンテコステ(聖霊降臨) エル・グレゴ
マドリード プラド美術館

栄光のキリスト ビザンチン・モザイク(1150年頃)
シチリア チェファルー大聖堂

四旬節 エルサレム入城から十字架そして復活まで
『名画に見るキリスト』
  著者/田中忠雄 田中文雄

        保育社 (昭和44年発行)

『イエスと12人の弟子』

  遠藤周作で読むイエスと十二人の弟子
        芸術新潮 1997年10月号より